社会の未来を考えたいブログ

色んなテーマについて多くの発信をしていきたいと思います。

社会でよりよく生活するために

f:id:cloud_mill:20190329124030p:plain

 

 昔の時代はシンプルで、自分が働いた結果は目に見えていて他人の仕事も身近に見えたので自分勝手な生き方は自然と良くないものとして認識が出来ました。けれども今の時代は見ず知らずの誰かのための仕事ばかりで、他人の仕事がどのように行われているかも分かりません。遠くの知らない人に感謝の気持ちを感じるのは難しいことで、まるで生活の全てが自分の力で回っているような錯覚を覚えやすい風に思います。

 

頭だけで考えて自分を知るのは難しい

 

 ほとんどの人間は生活の場を社会の中に作ります。無人島や山奥で完全な自給自足の生活をする人もいますが、たいていは社会生活をしながら衣食住のノウハウを手に入れるでしょう。自分が好きな生活をするためにも、まずは社会の中に拠点を作って経験や知識、努力を積み重ねるのが重要です。

 

実践も勉強も大事

 

 生き方の全てを自分だけで考え付くことは不可能です。学ぶ、働く、遊ぶ、なんにつけても他人と協力したり学んだりして自由な発想が生まれてきます。自分の世界に閉じこもってるだけでは成長しません。また、自分の思い付きを試すためにも家族、友達、学校、職場という関係や環境は多くの気づきを得られます。インターネットやゲーム、映画や漫画などの趣味も多くの人と同じ楽しみや考えするという点ではとても社会的な活動になります。

 

楽しいことをしっかりつかむ

 

 楽しいことはひとそれぞれです。趣味は自由ですから、もっとも自分らしさが出ます。興味を持ったことになんでも挑戦してみると、いままで自分が知らなかった自分自身を知るきっかけが多くなるでしょう。遊びも自分を磨く大事なツールです。もちろん、働くのが楽しいということもあります。楽しい趣味を見つけてよい仕事に出会えれば生活が自分を成長させる素晴らしい循環が生まれます。

 

責任を引き受けること

 

 趣味、仕事、人間関係、家事。生活する上でやらなければならないことは沢山あります。やらなければならないこととは、その時その場所でその人しかできないことです。たとえば仕事では、明日休みたい場合には代わりの人はいるかもしれませんが、今日急に休むと言っても代わりに出てくれる人がいないことが多いでしょう。病気や緊急の事情があって仕方ない時もありますが、継続して責任を引き受けられない時に頑張ろうとするとかえって信用がなくこともあります。できないと認めることで失うこともありますが、無理することで失うものの方がずっと大きいはずです。自分の現状をよく考えて引き受けられる責任を確実にこなしていくべきです。

 

努力の習慣を身に付ける

 

 自分の個性を発揮して自由な生活を送るためには、努力が必要です。なんのためにどんな努力をするかを選ぶのは自由であり、努力によって知識と経験が大きくなれば新しい挑戦にも繋がっていきます。趣味でも仕事でも熱心に取り組んだ経験は生活のほかのことでも活かしていけるでしょう。ただ、一つのことができたから他のことも簡単にできるという思い込みはよくありません。それはそれ、これはこれとはっきり区別して、新しいことには謙虚な気持ちで取り組むとつまづきません。

 

向く向かないは頑張ってからわかる

 

 自分のセンスが何の役に立つのか、案外にわからないものです。いろんな文化があって仕事がありますが、野球をとってみても百年以上の歴史があって野球以前にもさまざまなスポーツがあります。さらにスポーツは球技競争格闘技など多くの種類があり、現代人は多くのスポーツから自分のセンスが生かせる競技を選べます。あるいは芸術や文学など頭を使う趣味もあるでしょう。仕事も同じようにたくさんの業種があります。最初から自分に向いたことを見つけられる人もいれば大人になってから才能を発揮する人もいます。どちらにせよ、自信を持って取り組めるのはいいことです。

 

ありがたく教えを乞う

 

 ところで、知っていることを教えるというのは学ぶ以上に難しく、教える人は学ぶ人がつまづきそうなことも詳しくないといけません。どうしても人間同士のやり取りになりますから、先生や先輩、同僚や上司など、この人は教えるのがうまいなと思ったら感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。教える側は教わる側よりも大きな努力を積み重ねているのですから、その努力を尊敬するのはとても大事なことです。まずは基本をよく学んで身に付けて教えた人の熱意にこたえる気持ちを持つのが望ましいでしょう。

 

経験は無駄にならない

 

 取り組んではみたが自分には向かなかったとか、誰もしたことのない全く新しいチャレンジをしてみたいとか、一見して過去の経験が将来やりたいことと結びつかない気がする場合があります。しかしそれは間違いです。消去法という考え方があるように、あれでもないこれでもないという気づきの結果が、創造力につながった歴史上の大きな変化や発明を生み出し続けています。個人の生活でも同じで、今までしたことのないチャレンジが生活をよい方向に変える力を生み出します。あれはダメだったこれもダメだったという挫折や失敗もきちんと向き合えば人生の財産となるのです。電球を発明したエジソンも「失敗は成功のもとである」と言っていますが、偉大な発明ほどでなくても日常生活を変えるような発見は誰でも可能です。「いかに楽をして家をきれいに保つか」ということですら、人間の想像力がなせる技です。まずは身近なところから革命を起こしてみましょう。

 

本当に好きなことを見つけるために

 

 自分にはどうせ無理とか、この程度のことなら簡単にできるとか、やる前から思い込んでいると学びのない失敗が多いでしょう。自分の身勝手に振る舞ってもなかなか思い通りにはいかないでしょう。学ぶ人の向こう側には教える人がいて、独学で本を読む向こう側には本を書いた人がいます。自分探しや自己啓発が流行って久しいですが、それらも社会の中で生きる気があるからこそ自分というのが必要になるのですから、いずれは自分に対したのと同じように社会と向き合う時が来ます。やりたいこと、なりたい自分が将来どこにいるかをイメージすると、社会と対等な自分になるためにはやはり社会が必要なのだと思い至るのではないでしょうか。とはいえ、社会も人間を必要としています。人間がいない社会というのも成り立たないからです。自由な発想をし創造力のある人間が活力ある社会には必要不可欠です。人生の全てを社会のために生きるのではなく、自分のために生きて好きなことをするのが、よりよい社会を作る最高の原動力となる筈です。