社会の未来を考えたいブログ

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楽しい仕事とは

楽しい仕事とは何でしょうか。仕事と見返りはセットですが、多くの人がイメージするのは「お金がもらえる仕事」です。ですが、「お金がもらえない仕事」もあります。最たるものは家事、他には社会貢献やボランティアなどがあります。

 

お金でペイしないからと言ってもやる必要を感じられる仕事なら、やりがいを感じる人はいます。家族のために家事をする、マンションの管理組合で役職を持つ、災害があった時に被災者を助けにいくなど、目に見える成果や責任感がある事で、人は楽しく働けるのだと思います。

 

世の中で働いている人の多くは、生活の必要として給料の貰える仕事に従事します。あるいはやりがいを感じるとか、社会に必要とされているという責任感で仕事を選ぶ人もいます。大人として仕事をするのは当然、能力を発揮して人の役に立つのが楽しいなど、インターネット上でも様々な意見があります。

 

しかし社会の中で、体調を悪くしたり向かない仕事で無理したりして、いったんは就職しても働くことに挫折する人達がいるのも現実です。ひきこもりやニートが社会問題になっていますが、各人が抱える理由や事情は同じではなく、ステレオタイプ的に怠け者として切り捨てるのは社会として無責任です。

 

効率重視の社会が始まったのは、イギリスで産業革命が起こってからだと言われています。多くの問題が持ち上がって解決が図られてきた歴史はありますが、産業革命当時の人間を取り換え可能な部品と考える悪い文化は、現代の日本でも見受けられます。給料をちゃんとくれるなら効率重視で構わないという人もいますが、人格を否定されてまでお金なんか欲しくないという人もいます。仕事=お金、という考え方は、万能ではないと考えざるを得ません。

 

考え方を逆にして、お金を期待しなければ楽しさ優先の働き方もありえるのではないでしょうか。それぞれの能力や希望に合わせた仕事を社会が提供して、本人にとってやりがいのある仕事があれば、本人だけでなく家族や地域のQOLも上がります。それをきっかけにして就職に繋がる実績を得たり、社会の変化に置き去りにされる事を防ぐ効果も期待できるでしょう。

 

お金は所詮は物ですから、人間のプライドを本当には満たしません。お金以外にやりがいを見つけた時に、本当の社会参加を果たせるのではないでしょうか。